hirotaiの読者感想文~1

「組織で生き残る選手 消える選手」吉田康弘

吉田康弘。元エスパルスの選手です。東海大一高校が選手権に出場した時、沢登選手と共にMFとして活躍していた記憶もあります。読んだきっかけは、暇潰しに図書館でぷらっとしてた時、ああ懐かしいなと思ったから。それだけなんです。
だけどこれが面白かった。内容はプロサッカー選手として必要な考え方、取るべき行動。それを筆者が実際に経験し、その時取った方法として語っていくというものです。地味な内容です。地味なんだけど的確なんです。現状分析、目標設定、解決策。それを明確に言葉で説明しています。深く考えながらサッカーをしていたのがわかります。
才能があると言われても試合に出られない選手は大勢います。頭に浮かぶだけでも、あの選手、あの選手...。この本を読んだら何か気付くんじゃないかな。個の能力か組織かなんて議論になるけどそんな事言ってる時点で間違ってると思いますよ。
昔の僕は吉田康弘というサッカー選手の良さがわからなかったけど今なら理解できると思います。
 
今は横河武蔵野で監督をされてるようで。監督としてどんなチームを作っているか是非見てみたいと思いました。