NYC熊本戦

思ったほどエスパルスがめちゃくちゃ悪いという感じではなかったな。
ただ熊本の方がどこを狙ってそのためどう動くってのがはっきりしていたから、差はその部分かな。同じくらいこうやりなってレシピ示したらエスパルスの選手の方が多分上手くやるんじゃないかな。選手の質は上だから。
攻撃しかまだ見てないけど熊本のパターン。どうゴールを奪うかがまずあってそのためにどう選手が動くかゴールから逆算した仕組みが作られてる。まずボランチの10番を後ろに下げて基点に。もう1枚のボランチは前に。CBは清水の2トップ脇などフリーになりやすいスペースでボールを受ける。SBを上げてサイドハーフを絞る。これで清水のボランチ2枚の周りに3人配置。CBとSBを清水のスペースのある外周りに配置。ボールを持てる選手は中。外を運べればそのまま前に。ダメなら回しながらスキが出たら中を使い最前線の巻に当てる。落としたボールを数的優位の中央が拾い、彼らは中盤やサイドハーフなので前に運んていけると。こんな狙い。多分次はあそこに動かすなというのがわかるもん。そのくらいはっきりしてる。
逆に清水の大榎監督はパターンを決めて型にはめるのを嫌がっているみたい。その時によって状況は変わるからそれによって決めなさいって。監督が現役時代クレバーな選手だったからそういうのを求めているんだろう。
でも何かを見て何かを感じるって人によって違うんだよね。同じ状況を見てもどう打開しようとするかは人それぞれ。しかも試合中は一瞬で判断しなきゃいけない。そこでズレがでる。そりゃそう。いつでも頭の中がぴったりなんてなるわけがない。他人同士だもん。そう考えるとある程度共通のパターンを決めた方がいいんじゃないかな。基礎となるお約束パターンは決めてそれに沿ってイマジネーションを発揮するという進め方の方がいいんじゃないかって思う。
選手の質は悪くないのでちょっと勿体ないなという感想でしたね。