降格が決まってしまいました。今回はレビューというより感想文です。
気になった場面を3つ。
開始直後。キックオフから元紀が左サイドにパス。澤田は前に走っていて受けられず。
その直後。ボランチの位置に降りた元紀から鎌田へ。寄って受けようとした鎌田、右の外のスペースに出した元紀。合わずにボールはラインを割る。
13分。中盤で澤田カット。元紀に渡し、元紀サイドのスペースにだそうとするがデュークは前へ。結局ボール繋げず。元紀はサイドに流れてくれと要求するようなジェスチャー。
前半開始しばらくでこれだけ意図の合わない場面が見られました。試合を通して裏を直接狙う攻撃が多く、田坂監督就任してから見られたようなスペースを上手く使う攻撃が見られなくなっています。
普通に考えれば試合を重ねるごとに連携というものは良くなっていくはずなのに...。またなんで田坂さんは上手くいっていた形をいくら相手に合わせるためとは言っても無理に変えようとしたんでしょうか。松本戦も含め理由をつけようとしても何かピンときませんでした。
その答えがぼんやりですが上の3つのプレーを見て浮かんできました。監督がやり方を変えたのでなく選手達ができなかったのではないかと今は思っています。
その答えがぼんやりですが上の3つのプレーを見て浮かんできました。監督がやり方を変えたのでなく選手達ができなかったのではないかと今は思っています。
受け手と出し手の元紀どちらが正解だったかというと元紀だと思うんです。元紀が狙ったスペースの方が効果的に次のプレーへ繋げられると思えるからです。
僕は元紀だけが（少なくとも攻撃陣の中で）ちゃんとプレーできていたのだと思います。
しかし、上手くいっていた試合は出し手も受け手もそういうスペースを共通認識して使えていたました。それなのになぜ今できていないのか。たぶんそれは選択肢が増えたからではないかと考えています。
就任当初は基本的な動きをまず植えつけていたはずです。技術的には低くない選手が揃っているので言われた動きはできるのです。動きを整理したことで試合内容はよくなります。ただこれでは確か実際コメントにも出ていましたが（テセかな）足元が多く、裏へ抜ける動きが少ないので最後の部分で恐さがない。そこで相手への対策もあり裏をとる動きを少し意識させたのではないかと推測します。あくまで想像ですけど。まあ裏だけでなく試合ごとの対策を加えるわけです。
僕は元紀だけが（少なくとも攻撃陣の中で）ちゃんとプレーできていたのだと思います。
しかし、上手くいっていた試合は出し手も受け手もそういうスペースを共通認識して使えていたました。それなのになぜ今できていないのか。たぶんそれは選択肢が増えたからではないかと考えています。
就任当初は基本的な動きをまず植えつけていたはずです。技術的には低くない選手が揃っているので言われた動きはできるのです。動きを整理したことで試合内容はよくなります。ただこれでは確か実際コメントにも出ていましたが（テセかな）足元が多く、裏へ抜ける動きが少ないので最後の部分で恐さがない。そこで相手への対策もあり裏をとる動きを少し意識させたのではないかと推測します。あくまで想像ですけど。まあ裏だけでなく試合ごとの対策を加えるわけです。
しかし今度はそこの使い方の判断に迷いが出る。ゴールへの焦りと負けたくない慎重さ、そして単なる判断不足。使える武器を増やしても基本の形を捨ててしまったら結果マイナスです。ここ2試合はそういう試合だったのではないかと思います。
そしてその後のS極のインタビューの田坂さんのコメントを見て確信。田坂監督は裏狙いなど指示していませんでした。ただ裏を狙うときは斜めに抜ける動きをしろと言っていたそうです。今まで通りスペースを使ってボールを動かしながら斜めにゴール前に入り込みそこに斜めにボールを入れていこうというのを監督は要求していたのです。それを相手の動きを見ながらしっかり判断していこうとしていたのはやっぱり元紀だけだったのだと思います。他の選手は“裏を”という部分を意識しすぎてピッチ内の状況に合わせたプレーができなかったのではないかと思います。
技術、能力があってもそれを自分で判断していかせない選手達。試合を自分たちで作っていけない選手達。相手もエスパルスのやり方を見て対策を練る、それにも対応しなければいけなく、より自分達のやり方を押し出せないというのが田坂監督の悩みどこじゃないでしょうか。
例えば田坂監督の守備の強みは中盤できつくプレッシャーをかけ相手を制限して前に自由にボールをいれさせないところだと思います。しかしここのところの対戦相手は中盤を避けダイレクトに前にボールをいれてきます。これはエスパルス対策だと思います。中盤でフィルターが効かないので後ろの守備力を高めなくてはなりません。するとサイドバックは六平でなくDFタイプを入れなくてはならず後ろからの組み立て力を放棄しなくてはならなくなるわけです。
まだ余裕の状況なら結果より作るということを重視し後ろの弱さに目をつぶり組み立てられるDFの選手を起用することもできるでしょう。しかし、余裕の無い状況ではそれも難しい。時間をエクスキューズにしてはいけないのはわかりますが、正直同情します。
例えば田坂監督の守備の強みは中盤できつくプレッシャーをかけ相手を制限して前に自由にボールをいれさせないところだと思います。しかしここのところの対戦相手は中盤を避けダイレクトに前にボールをいれてきます。これはエスパルス対策だと思います。中盤でフィルターが効かないので後ろの守備力を高めなくてはなりません。するとサイドバックは六平でなくDFタイプを入れなくてはならず後ろからの組み立て力を放棄しなくてはならなくなるわけです。
まだ余裕の状況なら結果より作るということを重視し後ろの弱さに目をつぶり組み立てられるDFの選手を起用することもできるでしょう。しかし、余裕の無い状況ではそれも難しい。時間をエクスキューズにしてはいけないのはわかりますが、正直同情します。
判断ができないから監督の能力に極端に左右されてしまう。うまくいかないと混乱して何かに頼ろうとしてしまう。ここがゴトビさんの時から解決しないこのチームの問題点だと思います。ただ選手は一生懸命やっていたし、戦おうともしていたと思います。見ている側にそれが伝わらないのは迷いのせいだったと思います。
さて柏戦はどうなるのでしょうか。降格が決まりいい方向に開き直り何をするべきか取り戻せるか、それとも右往左往するのか。どちらの可能性もあると思います。
僕は今は割とスッキリと開きなおった気持ちです。残り3試合どのような結果が待っていようと何ができるかを楽しみに結果をそのままを受け止めようと思っています。
