レノファ山口の攻撃についてのメモ

ほとんど自分用のメモです。
 
・試合開始時の配置
 
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・山口のパスサッカー
 
山口の攻撃の考え方は相手の守備ブロックの中で素早いパス回しをすることで、プレスをずらし、フリーに近い状態で裏に抜ける選手を作りシュートを撃つというものだと思います。そのためにボールがある位置や相手の守備の形によって、一定の約束事やパターンを作りボール回しの判断が速くなるような仕組みになっているのではと思ったわけです。
 
基本的な約束事と具体的なパターンを組み合わせているようなんですが、
 
例えばパターンの1つっぽいやつ。サイドから1つ飛ばすパスからのシュートまで。
 
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山口はサイドで持っても単純なクロスが少ないチームで、ここも裏にクロスでなく、小池はブロックの中の島屋に向けて速い横パスを入れます。
 
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少し背中に当ってしまいましたが島屋はスルー。奥の中山に通します。
 
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島屋をマークしていた角田はボールが追い越していったので中央側を向く。その背中を取って島屋は裏に。
 
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中山から島屋にスルーパス
 
これはその場での咄嗟の判断では無くパターン化された攻撃だと思います。サイドでボールを持った時、このような攻撃をしたのは少なくとも3回(22分、28分40秒、)はあって、その時、ボールが来てからスルーするんじゃなくて、始めからこの飛ばすパスを狙った動きをしています。
 
山口の1点目を見てみます。(赤い線はめんどくさいから消してないだけ。気にしないで。)いろいろセオリーが組み合わさっているようなので。
 
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庄司が廣木からのパスをうける。廣木はブロック内に清水右の四角形内に人がいないのでそこに向かう。これが基本的な配置。
 
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これでブロック内に3人、両サイド外に1人ずつ、前に3人。竹内が庄司にプレス。ここが清水の奪うポイントなのでここには強くプレスに行きます。
 
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竹内は取りきれなかったのでサイドで数的優位を作って奪いにいきます。保持者の星の前向きに3つのパスコース。サイドで横向きへは五分五分でも間を通す。取られても相手はカウンターに移行できない、通れば2人をサイドに置き去りに出来る。
 
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ブロックの広くなった所を使う。
 
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 出した星は相手が中を向いたので裏に走る(出して守備者の意識がそれたら裏)。
 福満は裏の星と廣木の2択。廣木に出して河井を寄せる。
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中央の三幸に。中央に清水DFの意識が向いているので福満は裏に。唯一清水はここで角田、松原2枚が裏外したのはまずかったか。
 
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サイドから裏、中央にマイナスの形が多い。
 
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ゴール。 
 
おそらくこの外にも定形のような物が何パターンかあって、それとパス回しのセオリーのようなもの(ブロック内とその外に人を配置する、ボール保持者の前向きに2つ以上のパスコースを作るように位置する、パスを出して守備者の注意がそれたら背中を取るように裏に走るとか)が組み合わされてあの見事なパスワークが生まれているのではないかと思います。そして守備ブロックの状態から判断してどこをどうのように使うか判断するのがブロックの外で戻しのパスを受ける選手(庄司、三幸。福満はその繋ぎを請け負っているみたいな)になっているのではないかと思います。後は角度を変えるように動かしてるのかなとか。
 
まあ、選手はそんなめんどくさくは考えていないと思いますけど。4対3や3対2のロンドとの組み合わせみたいな練習と決められたポジショニングで自然とそういう動きになるようにしてるんじゃないのかな。
 
うーん。こんな感じっすかね。