
まずシステムについて見ていきましょう。
ライプツィヒは4-4-2システムを採用しています。通常の4‐4‐2に比べるとサイドの2枚がFWと同じくらいの高い位置を取り、ほぼ4-2-4のような形になります。


守から攻へ切り替わると同時に、片方のウインガーが中央に入りプレイメーカーとしてつなぎ役になりカウンターを成立させます。
そして逆サイドのウインガーは敵陣深くに侵入し味方のためのスペースを創出します。
それでは、次の攻撃パターンであるサードボールについて見ていきましょう。
フットボールにおいて、空中戦に勝利することは重要なことです。しかし、さらに重要なのはセカンドボールを奪うことです。
現代のフットボールは非常にプレッシャーがきつく、ロングボールが頻繁に使われます。これがセカンドボールがとても重要になってくる理由です。
ライプツィヒの試合ではセカンドボールだけでなく、サードボールのための動きを見ることができます。

後方からロングボールが入り、空中戦が発生します。

その時、中盤の選手がすべて中央エリア、そしボールの落下点(空中戦が起こる場所)の後ろに密集しています。
この動きによってセカンドボールを奪取する可能性を高めることができます。
そしてもしセカンドボールを奪取できなかった場合でも、再びプレスにいくことが可能となります。

セカンドボールが落ちるのが中央のエリアでも、右のエリアでも、左のエリアでも、前方でも、彼らはあらゆるエリアに再プレスに行く準備が出来ています。
これらのポジショニングはセカンドボールだけでなく、サードボールにも対応できるようデザインされているのです。
例えセカンドボールを相手に奪われても中央に密集したポジショニングにより再びプレスを掛けなおすことが可能になります。

対戦相手のFWにセカンドボールが渡った時。相手チームの選手はそれを受けて前方に動き出しています。

これが対戦相手が最も攻撃を受けやすい瞬間です。
最後にライプツィヒの良くない時の場面を見て見ましょう。


そこからさらにボールを前方に運ばれ自陣に入られる時には、ライプツィヒのディフェンスは、完全手薄になってしまいます。
~まとめ~
セカンドボール、サードボールの局面は非常に大きな攻撃のチャンスに繋がります。しかし一方ディフェンスにとってはとても危険な場面と言えます。
したがって私達はファーストチャレンジだけでなくセカンド、サードチャレンジについても考えていくことが必要になってくるでしょう。