ホッフェンハイム VS シャルケ04

テデスコのシャルケ04とナーゲルスマンのホッフェンハイムの対戦。
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 シャルケのファーストディフェンスはトップの2枚。ホッフェンハイムの後ろの保持に対してリトリートせずに制限に行く。ホッフェンハイムの後ろは1人余るが、2列目のマークが噛み合っているため縦パスは通しずらい。
 ホッフェンハイムの攻撃は2トップ脇からの前進が多くなっている。
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 4番のビャクチッチが持ち上がり。シャルケの19番は戻しのコースを切りながらビャクチッチにプレス。3番のWBに対してはSB18番が前に出るシャルケ。オレンジのゾーンで一気に寄せて奪取の狙い。奪ったら19番がビャクチッチの裏を狙ってカウンター。

 ホッフェンハイムは2トップ脇から前線に直接入れる、またはキーパーのバウマンと22番のフォクトを使ってのビルドアップが目立ち始める。
 フォクトとキーパーでボールを動かし相手の2トップを引き付ける。左右のCBに振ることでシャルケのファーストディフェンスをのマークをぼかす。9番のディサントも前に引きずり出して中盤のマークを緩くする。降りてくるFWにくさびの縦パス。サイドから運んで逆サイドに斜めのパスなど。

しかしフォクトからキーパーへのバックパスを奪われて2失点目のホッフェンハイム(1点目はコーナーの流れから)。後ろでの保持が裏目に出た形だが仕方ないか。
 シャルケの守備は4312でのゾーンの守備。縦ずれを起こすようなホッフェンハイムの攻撃に対して、段差を付けてセットした守備が噛み合っている。中盤3枚なので逆サイドや1列目を突破されてフォローに出た時に間に通される場面も見られる。

 シャルケは左SBのカリジウリを上げてナスタッチ、ナウド、ケーラーの3枚でビルドアップのスタート。カリジウリはほぼアタッカーの役割。
 ホッフェンハイムも高い位置からのプレス。2トップでサイドに誘導するようにプレス。1枚が戻しのコース、もう1枚が中央を消す。シャルケ同様サイドに封じ込めるように寄せていく。
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 シャルケはウィングバックの裏、3バックの脇にボールを入れることが多い。フィジカルのある36番エンボロがサイドに流れる。

 ホッフェンハイムは後半7分シュルツ→ツベル、13分ビャクチッチ→ザイル、22分アミリ→ルップの交代。4バックにしたよう。
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 2-3-2-3のような配置で中盤から前のかみ合わせをずらしている。
 シャルケは前線はマンツーで嚙み合わせることができるので必死のファーストディフェンス。前からの守備ではめ込むシャルケ vs 外して前で優勢を狙うホッフェンハイム
 シャルケは18番カリジウリをツベルに当ててくる上に攻撃では前線に出てくるので変形の3バックのようにも見える。
 ホッフェンハイムはカリジウリの裏、スライドした20番ケーラーのスペースに運ぶ。ホッフェンハイムの1点は左のサイド奥からカデラーベクのクロス。

 シャルケは選手交代もシステムの変更は無し。

 最後はフォクツを最後尾にしてロングボール攻撃のホッフェンハイム。守り切ったシャルケが2-1での勝利。

 シャルケのコーナーはマンマークホッフェンハイムはニア、中央、ファーとゴール前に3人、その前に2人でゾーンを組み、残りはマンマーク。ミックスの守備だった。

 
追記
他の方のブログを読んだら、シャルケもツーセンターの343のように変化していたようです。言われてみれば確かに後半開始から3枚でホッフェンハイムの3バックに当てていました。
それに対応してホッフェンハイムもシステムを変えてきたんでしょう。
そして、ホッフェンハイムが433になったのでシャルケは再び中盤をダイヤに戻したと。
こういった試合中の柔軟なやり取りは、あまりJでは見られない姿ですね。面白い。