キッカーは野津田。左足からのインスイングのキック。ボックス内に6人。180cm台の大岩、平岡はファーサイドにセット。
奥楚がショートコーナーとこぼれ球、後ろに富田と関口のカウンター対応。
それに対するエスパルスの守備の配置は以下の通り。
カウンター要因に金子、こぼれ球とカウンターの中継役に河井。
野津田のキックと共に中央前の阿部、蜂須賀がニア側へラン。マーカーの白崎、松原を引き連れてゴール前中央にスペースを作る。
ファーの集団の内、椎橋と平岡はステイ。大岩がそこを膨らむように回り込み中央へ向かう。
マーカーのソッコが付いていくが、ステイする平岡と椎橋、そのマーカーのフレイレと飯田の4人の集団がスクリーンになってマークが遅れる。
ボールはニアを越えて中央に向かう。ストーンのドウグラスが反応するがクリアできず。大岩が入ってくるがソッコは追いつけない。
大岩がシュート。ゴール前にいた石原がややファー側に動きデュークもマークに付いているためたファーのコースは消えたように見える。そのためか六反はニア側に動いて対応。しかしボールは石原とデュークの間を抜けてゴールイン。
仙台のデザインを推測すると、
・最も高さのある大岩にシュートを撃たせる。
・シュートを撃つポイントはゴール前中央。あらかじめ中央にセットした選手をニアに走らせシュートポイントを空ける。
・大岩をシュートポイントから一番遠いファーにセット。間に2人の味方を置いてマーカーのファンソッコにスクリーンをかける。
・中央ストーンのドウグラスが追いつけないように、ニアを越えてゴールからやや離れたゴールエリアのラインの手前に落とす。
スペースの空け方、マーカーをスクリーンしてマークを剥がす、ニアを越えてゾーンで守るストーンが触れない位置に落とすキック、シュートのコース。
全てが決まった見事なセットプレーからのゴールだった。