大榎さんの352がカウンターに弱い理由。

相変わらずタイトルはテキトー(内容もね)。まあ、とりあえずいきます。

大榎さんの352。つまり1stステージ川崎戦から2ndステージ神戸戦までのハイプレスサッカーでのやり方ですね。
nekoni-kobanさんが書いたの見て、ちょっと前に書きかけで後でまとめようと思ってたやつが残ってるのを思い出しました。それについてどうこうというわけでなく、ただ書きたかっただけです、はい。
 
nekoni-kobanさんはWB裏の負担について説明してました。それはその通りでなるほどと思いました。(その仕組みというより大榎さんが攻撃重視、個人能力頼みというとこの方を言いたかったと理解してますけど。)
僕が書きかけてたのはもっと単純なやつで。

スタートのフォーメーションは3バック、アンカー1枚、左右WB、トップ下2枚、FW2枚の3-5-2。
 
 

攻撃の時はアンカーが下がって左右CBが広がりWBを押し上げる。

ここからのボール循環。いきなり長いボールを蹴らず、繋いで前進していくのがコンセプト。
この攻撃でカウンターされたとする。ボランチが下がっているので中盤のフィルターゼロで左右CBが広がっているので真ん中の後ろがCB+ボランチ。つまり福村と竹内。
 
 

と、いう事でカウンターを福村と竹内の2人で防がなければならない完全に致命傷というやつです。
はい、これだけです。
川崎戦や浦和戦の後はたぶん対策されてましたね。
FC東京の失点はほぼこれでやられてたし、甲府戦でカウンターされたのもたぶんそう(見直してないからダウトだったらごめん)。
ボランチが動かされやすいチームなら中央が空くのでそこまでサイドを広げて押し上げなくてもいいからカバーが入れるんです。
また左はデュークの単騎でのゴリゴリドリブルがパターンだったので問題無しだったんですけど枝村がWBの右が問題でした。エダが悪いんじゃなく仕組みの問題ですね。
相手は2列目と3列目でブロック固めて中央から攻められないようにしてボールをWBに誘導する。
その時ボールを回すため間で受けたいシャドーが2枚ともブロックの中に入っていてそこへのWBからの横パスをかっさらわれるパターンが多いんです。WBと2シャドーが4枚横並びで、左右のCBが守備に追いつけない。相手を動かさないで出すブロック中への横パスは危険です。

僕は大榎さんは守備を全く考えない監督だったのではないんじゃないかと思っています。約1年の就任中には守備を重視した時期もあったので。
でも彼の戦術はどうしても攻撃と守備が対義語のようになっていて攻撃重視と守備を重視した時は全く別のチームになっていました。攻撃と守備を上手く繋げられない、攻撃と守備は同時に起っているんだという風には考えていないのが弱点だったのかなと思います。

なんのこっちゃだけど以上で。