2019-2020 UEFAチャンピオンズリーグ グループステージ グループC アタランタvsマンチェスターシティ

両チームのスタメンと配置

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1. マンチェスターCの攻撃局面とアタランタの守備局面

 シティの保持時システムは433。それに対してアタランタは下の基準でプレスを行っている。

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 アタランタは532の守備。2トップが2CBへ、アンカーのギュンドアンには中盤から1枚前に出して相手のビルドアップの形に噛み合わせている。GKエデルソンへはプレスをかけず持たせていたようだ。

 マンマーク気味に噛みあわされ後ろでは出しどころがないシティが起点にしていたのはSB。アタランタはシティのSBへボールが出たらWBが前に出てプレス。しかしここは距離があるためシティのSBは比較的、時間とスペースを得ていた。エデルソンが持ち、そこから中盤に上げたSBへフィードすることが多かった。

 シティの中央ルートでの前進はIHが第2レイヤーに下がりボールを受ける。アタランタはCHの選手が付いていく。中盤の脇が空くのでWGがハーフスペースに絞りそのスペースを使う。

 アタランタは引いて受ける相手、スペースに入る相手には躊躇なく後ろのラインから前に出てプレス。代わりにマーカーを持っていない選手が下がり後ろのラインのスペースを埋めている。アタランタは非保持時だけでなくすべての局面でライン間の人の交換がスムーズ。仕組みはよくわからない。ラインの担当という考えではないのかもしれない。

 シティは中盤からDFラインの裏を狙うWGに出すパスが多いように感じた。視野外から左右のCBの背中側を狙って裏へのランニング。受けたらお決まりのロークロス。逆側のCBの裏からも抜け出した選手が合わせてシュートみたいな。ここはちょっとあやふや。

 アタランタは持ち場から離れて躊躇なくプレスにいくが簡単にはがされてしまった時はカバーが整わずに、後ろにぽっかりスペースができることがある。シティのチャンスはここから生まれることもあった(かも)。

 

2.アタランタの攻撃局面、マンチェスターシティの守備局面。

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 アタランタは左のCBがサイドに開き2CBのようなビルドアップのスタート。

シティの非保持時は442。相手の2CBに2トップを合わせて積極的にプレスをかけていく。

 アタランタは列降ろしを盛んに行なっていた。シティの2トップ脇にCHが降りてきてボールを受ける。相手のプレスの届かない場所に降りる、逆側の選手など受け手にならない選手は入れ替わるように前に上がっていく。

 アタランタの15番が2トップ脇でボールを持つとシティ7番スターリングが対応。アタランタからすると第3レイヤーのハーフスペースにポジションする72番とWBの33番への2択をスターリングに迫っている。シティのSHは始めはハーフスペースに立ちながら、サイドに出たら即座にWBに行けるポジションを取っているようだった。

 アタランタは雑な表現だがポジションが流動的。ボール周辺の選手が迷いなく前に行く、列を下げる。代わりにその他の選手はポジションバランスを取っている。

 初めて見たけどアタランタは面白い。もう少し見たら何かもっと気づくことがあるかも知れない。

 まとまってないけどメモなので終わり。