明治安田生命J2リーグ第18節 清水エスパルスvs横浜FC メモ

CH-SH間を使う動き。
 
横浜FCはサイドのエリアはサイドハーフがカバー。2列目中央をCHが前後左右に動いて埋める。CH-SH間は開き気味。そこに白崎、枝村が斜め後ろに下がって受ける。
 
イメージ 3
枝村が1列目の脇まで降りてボランチを引き付ける。
 
イメージ 7
白崎が降りてボランチを引き付ける。
 
前に出来たスペースは後ろの列から1枚上がってカバーする横浜FC。それを利用した清水の攻撃。
イメージ 2

左サイドを上がる松原に右サイドハーフの津田、2列目に降りる金子に右サイドバック野上、1列目と2列目の間に降りる白崎にボランチの寺田が対応。野上が出たことで最終的にサイドの裏が空く。
 
イメージ 6
SBの裏に走る松原に白崎からパス。
 
後列からスペースを埋めに前に出てこなければ、そのままライン間のスペースを使う。

サイドの高い位置でボールを持つエスパルスの動き。
 
イメージ 8
サイドのエリアはSHがカバー。サイドを上がる白崎にSHが付く。

イメージ 9
サイドの高い位置にスペース。しかもここでは3対4でエスパルスが数的優位。

イメージ 10
ここから空いている逆サイドにパスが出る。
 
ボランチの守備範囲が広すぎるため2列目のラインを埋めきれない横浜FC
 イメージ 4

SH-SB間で枝村。CH2枚寄せて逆のSH-CH間を空ける。パスのイメージは画像の通り。

イメージ 5

しかしエダから六平へのパスが通らずカットされる。

「前半(ボールを)回している中で、イージーミスが少し目に付いた。~中略~
もう少し動きが合えばとか、その動きを見て丁寧にパスを出せればシュートまで行けるのにということが何回かあった。自分のスピード、自分のタイミングではなくて、ボール保持者が貰おうとする状況を見て出せるようになると、シュートを打てる場面が出てくるのではないか。そのような細かい部分の質を上げていく必要があると思う。」(試合後監督コメント)

エスパルスの守備。

上手く追い込めた場面。
 
イメージ 11
エダがプレス。ゾーン内へのコースを切る。
 
イメージ 17
サイドのコースが無いので、ボールを戻す。マーカーがついてパスコースを消している。
 
イメージ 16
中へのコースへ出すが六平が付いている。
 
イメージ 18

戻したところをそのままサイドに詰めていく。
 
イメージ 19
追い詰めてサイドでカット。
 
中央でも
 
イメージ 31
しっかり追い込んでマーカーが付いているのでパスコースが無い。
イメージ 23
苦しまぎれに出したボールを松原がカット。前から連動して限定できているためインターセプトできる場面が多かった。

金子の守備での貢献。

イメージ 1

これは通常通りの守備。

 
イメージ 20
それ以上に金子が追える。サイドまで。
イメージ 21
こちらのサイドも追う。
 
イメージ 30
自分のタスク、中央のエリアも空けることなく、しっかりプレスをかける。これで2列目の守備の負担を減らせていた。
 

ラインの設定。
イメージ 22
相手にプレスが掛かったところで犬飼が手を広げてラインアップを指示。弦太中心にDF陣が声を掛け合ってラインをこまめに修正していた。これは画面には映らない部分。
イメージ 24
 
水戸戦のブロックの高さが赤い線の位置くらい。横浜FC戦は本来の高さ。

村田のサイドアタック
イメージ 25

村田は右SH。村田のいるサイドエリアを本来守るのはサイドハーフ。でも左サイドハーフは画面右奥の高い位置。河井がカウンターからボランチの横に向かい運ぼうとする。SBはボランチがスライドしきれない中盤を見ていたのでここでもまず河井を止めにくる。
 
イメージ 26
ということで村田はドフリー。

続いて
 
イメージ 29
六平がカット。ボランチは中央により、本来いるはずのサイドハーフはおらずサイドバックが対応するがカウンターで裏を取られる。中をカバーする選手がいなく、
 
イメージ 27

 
イメージ 28
3点目のゴール。
後半途中からサイドハーフが前に出ていたため、カウンター時にサイドの守備者がいなくなった。そのため横浜FCサイドバックが中央とサイドの守備の2択を迫られる。2択を迫り相手の逆を取る。サイドハーフが戻らなくなったところに、すかさず村田を投入するコバさん、やはり有能。
おまけ。ライン間の守備の連動が薄い横浜FC。弦太の見事なフィード。
イメージ 12
 
 
イメージ 15
金子にぴたり。

イメージ 13
 
そのまま枝にワンタッチで落とす金子も見事。ここはドフリー何でもどうぞ。

イメージ 14
サイドを選択。中行っても良かったかも。
 
以上。相手の守備が緩いというより緩くしたのはエスパルスの力か。守備も人に行くところ、スペースを埋めるところの判断に迷いがない。この動きができれば千葉戦もいける(と思う)。